2025年秋・冬版:AI × 英語教育の最前線を学ぶ
「AIは教師の代わりになるのか?」という問い
AIの急速な進化によって、多くの先生方が「自分の仕事はAIに取って代わられるのではないか」と感じたことがあるのではないでしょうか。
特に言語教育はAIの得意分野のひとつであり、英作文の添削やリスニング補助、対話練習など、すでに実用化が進んでいます。
しかし実際には、AIが「教師そのもの」を代替することはありません。
むしろ問われているのは、「AIをどう活用できる教師なのか」 という教師像のアップデートです。
学習者はすでにAIを使っている
最近の調査では、大学生や社会人学習者の多くが、課題や英語学習の補助にAIを活用していることが報告されています。
たとえば:
- 英作文の下書きをAIに作らせてから自分で修正する
- 発音練習をAIと繰り返す
- 資料の要約やリスニングの補足にAIを利用する
つまり、学習者はすでに 「AIを使った学び方」 を模索しているのです。
この現実を無視することはできません。
教師がAIに無関心であれば、学習者の実態と授業の間に大きなギャップが生まれてしまいます。
教師の専門性は「AIに振り回されない力」
AIは便利ですが、使い方を誤ると学習者の主体性を奪ったり、誤った情報を与えるリスクもあります。
だからこそ教師には、
- AIがどこまで正確に機能するのか
- AIをどう補助的に位置づけるのか
- AIを使うことで学習者が何を得るのか、失うのか
を判断できる力が求められています。
つまり、AIは「教師を不要にする技術」ではなく、「教師の専門性を一層問う技術」 なのです。
🌍 「AI × 英語教育」集中セッションのご案内
こうした背景を踏まえ、私は今回、AI × 英語教育の最前線 をテーマにしたセッションを開講します。
本セッションでは:
- 生成系AIの基本
- 生成系AIを教育現場に導入する際に先生が気を付けるべきこと
- 生成系AIを教育現場に導入する際に生徒に伝えるべきこと
- ChatGPT, Gemini, Claude, Copilot などのAIモデルの教育的特徴
- アメリカの教育現場での活用事例
を取り上げ、「教師がAIとどう向き合うべきか」 を共に考えます。
🕒 形式:3時間集中または1時間ごとの分割
💰 受講料:15,000円
単なる知識のインプットではなく、翌日から実践できる形で持ち帰っていただけるセッションです。
最後に
教育は、常に新しい技術とともに進化してきました。
黒板が入り、プロジェクターが入り、オンライン授業が始まったように――AIもまた、教師の在り方を大きく変えようとしています。
AIに置き換えられるのではなく、AIを活かせる教師であること。
そのための第一歩をご一緒できれば幸いです。